こんにちは。
こんばんは。
先日のRE-202の動画データが全削除になり、まだ傷が癒えないBTMです
さて、今回は、BTMのメインボードに入っているディレイflashback 2 x4についてレビューしていきたいと思います
flashbackは、前作flashback x4の時から使用していてBTMの多機能ディレイのデビューを飾ってくれたディレイになります
前作flashback x4は、テープエコーが入っていて、他の多機能ディレイより価格が安い上、Toneprint機能で音色の大幅な拡張が可能なこともあって購入
x4には(個人的に)重大な欠点、というか、ほとんどの多機能ディレイにない機能があって、
それが グローバルテンポ機能 と 三連符のサブディビジョン
ライブには、この二つが欠かせなくてflashback 2 x4を選びました
それでは、レビューしてみたいと思います
flashback 2 x4の仕様
発売日:2019年10月30日
ディレイ&ルーパー機能つき
入力端子:1/4″モノラル標準フォンX2
入力インピーダンス:?1 MΩ
出力端子:1/4″モノラル標準フォンX2
出力インピーダンス:100Ω
エクスプレッションペダル入力端子:1/4″TRSフォン
USBポート:ファームウエアアップデート用miniUSB入力端子
MIDI In/Thru:5-pin DIN
バイパスモード:トゥルー/バッファード 切り替え可能
電源:9V DC センターマイナス ?300 mA(付属)
サイズ:56x235x145mm
重量:約1.3kg
ディレイタイプ:
・ANALOG
・2290
・2290 MOD
・DYNAMIC
・CRYSTAL
・TAPE
・PING PONG
・LOFI
・REVERSE
・LOOP
flashback 2 x4を購入した方がいいお勧めポイント
1 グローバルテンポ機能
2 豊富なサブディビジョン
3 TonePrint機能
1 グローバルテンポ機能
グローバルテンポ機能とは、複数のチャンネルにディレイをプリセットしている場合、通常、A chでタップテンポを行うと、Bch、Cchには反映されないが、グローバルテンポ機能があれば、タップテンポを行うとBch、Cchにもテンポが同期することができる機能
(もちろんグローバルテンポ機能をオフにすることができます)
うちのバンドでは、即興で曲を演奏することが多く、ディレイのプリセットは、ディレイタイプ、ディレイ音の回数ディレイの音量は、ライブ前に仕込んでおきますが、やっぱりBPMは、ドラマーの感覚で変わってきます。曲頭でタップテンポは、もちろん踏みますが、曲中で別のディレイに切り替える際に、毎回タップテンポを行うとなると苦痛です。
例①、Ach tape echo ディレイタイム長め サブディビジョン三連符
Bch analog delay ディレイタイム長め サブディビジョン符点8分
Cch reverse delay ディレイタイム短め サブディビジョン4分音符
通常、曲頭でAchでタップテンポを行ってもBch Cchには反映されません
しかし、グローバルテンポ機能があれば、Ach でタップテンポすると自動的にBch、CchのテンポもAchと同じテンポで設定されます
また、ほとんどのクリック無しドラマーが練習どおりライブでBPMを合わせることはできないと思うので、BPMの微調整にも役立ちます
例②、 練習 BPM120
ライブ BPM125
曲中でディレイを複数切り替える場合、複数のチャンネルでタップテンポしなければなりませんが、グローバルテンポ機能があれば、例①同様、曲頭のタップテンポで全てのチャンネルの店舗を統一できます
2 豊富なサブディビジョン
サブディビジョンとは、入力された音をどのタイミングでディレイ音を返すか音符で設定することができます
例えば、サブディビジョンを4分音符に設定し、タップテンポを行うと、そのテンポの4分音符がディレイ音として帰ってきます
サブディビジョンの設定自体は、特殊なものではなく殆どの多機能ディレイにはついていますが、3連符を設定できる多機能ディレイにはあまりありません
また、3連符の他にも四分音符+符点8分等複雑なリズムをディレイ音で刻むことができます
個人的な話になりますが、BPMが早い曲では、3連符でタップテンポができないので、サブディビジョンでで3連符が設定できるディレイは重宝しています
3 toneprint機能
flashbackというかtc electronicの特筆すべき点がこのtoneprint機能
toneprintアプリを使えばflashbackでなくとも他のエフェクターでも使え機能で、PCやスマホから本体ではいじることのできないパラメータをいじることができる
本体にはディレイタイム、フィードバック、ディレイ音の音量をツマミで設定できるがモジュレーション等のかかり具合は設定できないことになっているが、toneprint内では設定ができる
例えば、ディレイ音をtape echoに設定した場合、ディレイ音の劣化具合を調整したりするパラメータがアプリ上でいじれたり、
コーラスやフェイザーがかかったディレイをプリセット作成し、それぞれのモジュレーションのかかり具合や音色、スピード感を調整したりすることができる
また、本体のつまみを複数のパラメータのノブとして設定することも可能なので、ディレイ音のスピードとフェイザーの周期を同時にいじれるよう本体のディレイタイムにアサインすることもできる
また、Mashスイッチを長押しした時に変化するパラメータのアサインも可能で、tapeechoでは、発振するようパラメータを設定することも可能である
下記の画像の設定は、Mashスイッチを長押しするとディレイ音とフラッターの量が増えていき、発振するようになる
もちろんモジュレーションの量をアサインすることも可能で、MASH RANGE内の棒グラフをいじれば、パラメータの値を減少させることもできる
ちなみにBTMは、toneprintを
flashback 2シリーズから搭載された新機能
長押しすることでそれぞれ設定されたパラメータを変化させることができる
例えば、テープエコーでmashスイッチを踏むと発振したり、
モジュレーションディレイでmashスイッチを踏むと、モジュレーションのかかり具合を変化させることができる
また、上記toneprint説明同様に、mashスイッチでどの値を変化させるかは、toneprintアプリで設定することもできる
flashback2 x4の使用例
※イヤフォン推奨
BTMは、toneprintを使って、ディレイ音のPANを自由に左右に触れるように設定した
エクスプレッションペダルにPANの値を設定し、踏み込めば右にディレイ音が流れ、
ペダルを戻せば、左にディレイ音が流れる設定になっている
toneprintを使えば強烈な効果を生み出せたり、細かい設定が可能で、操作も簡単なので皆さんも挑戦してほしい
まとめ
BTMにとって、ライブでは、flashback2 x4は、絶対必要な存在である
確かに音質では、empressやstrymonのelcapistanが勝り、変態度で言うとChase BlissのTonal Recall が勝るが、
使い勝手や設定を追い込める感じは、高価格帯のディレイに負けないので、コスパだいぶいいと思う
本体のノブなどもわかりやすくディレイ初心者でも簡単に触れると思うので、ぜひ、試奏する機会があれば、触ってほしい
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